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ハサミの選び方

  • 2021.01.14

理美容ハサミは種類も用途も実に様々で、何を選んでいいのか迷いますよね?

「有名メーカーだから、これを使えばいい」というよりは、理美容師さん一人一人が自分に合う理美容ハサミを
探すことが大切です。

自分に合うって何?と思った方は、一度下記の3つを考えましょう。
1.「自分がどんなヘアスタイルをお客様に提供したいのか?」
2.「毎日何人くらいカットしているのか?」
3.「客層(男女比・年齢)は?」

上記項目を考えると「用途」、「材質」、「仕様」が重要なのが見えてきます。
今回は、「理美容ハサミの選び方」についてご紹介いたします。

ハサミの種類やサイズ、選ぶ基準を決める

理美容ハサミは、刃やハンドル、長さなど種類豊富です。

理美容ハサミを選ぶ基準は、それ以外にも経験年数や技術力などの違いも考慮する必要があります。

 

【基本的な選び方】

■刃

ハサミは、ハンドルと刃が合体して成り立っています。

まずは、ご自身が「どんなことをするためのハサミが欲しいのか?」を明確にして、刃を選びましょう。

 

刃には大きく分けて「ベーシック」「セニング」「スライド」の3種類があります。

これらはそれぞれすべて用途が違います。

 

『ベーシック』

主にベースカットに使います。

長さは色々ありますが、特に6インチのものがオールマイティに使われています。

ネープ・耳周りは短めのものが使いやすいと言われています。

 

『セニング』

長さをそのまま残しながら、毛量調節に使います。

落ち率25%前後のセニングが一般的です。

 

『スライド』

毛束の根元の方から毛先に向けて削ぐようにはさみをスライドさせてカットするテクニック。

筆のような先の細い毛束感が作れます。

 

■ハンドル

基本的にブラントでカットのみという用途ならハサミが安定するオフセットハンドル、

色々なカット方法をするなら、持ち方を変えられるメガネハンドルが適しています。

美容師さんはメガネハンドルを使われている方が多く、理容師、トリマーさんは

オフセットハンドルを使われている方が多いようです。

 

『メガネ型』

最も基本のハンドルとされています。

ネジからハンドルに向けて、二等辺三角形になっているので、バランスが良く安定したカットワークができます。

スライドカットなどをする時も、ハサミを安定して平行に振り子運動ができます。

 

『オフセット型』

親指穴の位置がネジ寄りに着いているので、親指・くすり指を大きく広げなくても開閉できます。

腱鞘炎にお悩みの方・手の小さい方などは、楽に開閉できます。

 

『3D型』

親指穴部分にねじりを持たせ、立体的に仕上げています。

手指の形に添った設計ですので、しっかり指にフィットしあらゆる角度の動きに対応できます。

 

■長さ(インチ数)

ハサミのインチ数とは、¨刃の先端から小指かけの根元まで¨の長さを差し、

その長さをインチで表したものになりますが、正確な数字ではありません。

6インチであれば、「5.9〜6インチ」くらいを指します。

インチ数は目安と言えます。

 

『最適な長さ』

ハサミを持った時にネジの中心を中指の先に合わせ、¨第三関節から第二関節¨までの間に

ハサミの刃先がくるサイズを選びましょう。

どうやって選ぶ?どこで購入する?

多くの理美容師は、4~5丁の理美容ハサミを持ち、使い分けています。

また、理美容ハサミを選ぶ際に、専門のカタログを見る理美容師が多いです。

最近では、インターネットで気軽に理美容ハサミを比較する理美容師も増えてきました。

インターネットではアウトレット品など、普通に購入するより安く手に入る場合もあるので魅力的です。

 

【初心者がハサミを選ぶときのポイント】

理美容師に成り立ての方は、基本的に学校で使っていたハサミや、同じ職場で働く方のハサミに合わせることを

おすすめします。

まずは、技術を教わる際の効率を優先し、その後慣れてきたころに、自分好みの切れ味のハサミを探すといいでしょう。

 

【美容ディーラー】

美容ディーラーとは、美容専門の商品やサービスをメーカーから買い取って、理美容師、店舗やサロンに

販売する人のことです。

 

美容ディーラーは、商品補充や新商品の説明などでサロンや専門学校などを定期的に訪問してくれるので、

その時にハサミを購入することができます。

 

美容ディーラーによって取り扱うハサミのメーカーや種類は異なりますが、実際にハサミを見て購入できるのは

安心できますね。

 

【慎重派】

ゆっくりじっくり選びたい方におすすめなのが、実店舗での購入です。

ただし、会員ではないと入れないことが多いです。

 

また、ハサミメーカーが運営しているショールームで、自分に合ったものを選ぶのもおすすめです。

板バネの付いたネジは総じて滑らかな開閉ですが、調整が悪いとパクついたりします。

ネジの強弱を自分の好みに調整したり、試し切りをしながら、じっくりと吟味できます。

 

【メンテナンス】

せっかく購入したハサミは、大事に使いたいもの。

そのためには、ハサミの切れ味を保つ必要があり、定期的に研いでもらい、こまめにメンテナンスすることで

長期にわたって使用できます。

 

ご自身なりのやり方で、ハサミの寿命は変わってきますので、大事に大切に使いましょう。
 

 

 
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